ひとりごと

新築施工単価について



杉並区内で住宅金融公庫を利用した新築データーによると、平均坪単価の安い順で1.木造在来工法 72万/坪 2.ツーバイフォー 74万/坪 3.プレハブ(木質系) 76万/坪 4.プレハブ(鋼鉄系) 79万/坪 住宅金融公庫仕様のデーターですから、基準も大体同レベルだと仮定して、2位以降は、ほとんどハウスメーカーの建物です。ハウスメーカーの住宅は、たくさんの営業経費が必要なため儲け率も高いのです。しかも価格も高いことがわかります。



大手の家について思うこと。



物心がついたときから大工さんと共に育ち、大工の弟子として、18歳からこの道に入りました。 あれから約20年、最近では、見積に図面と高性能な道具があれば、画一的な家なら、だれでも建てることができるようになってしまいました。 そして、自流のこだわりや特色を持った工務店が生き残り、逆にけっして安くはない儲けるだけの大手もどんどん参入してきました。 中小の工務店の一部は、大手や不動産屋の下請になり安い賃金で我慢しているようです。 それらの家を組建てるには、大工技などほとんど必要がなくなり、まして、できあがる家を想いながら知恵をしぼって、材木のキザミ(加工)などは不要となってしまいました。 唯一のお客様との接点である「営業マン」は、数年で転勤したり、転職したしています。 メンテナンスサービスについても、大手は子会社に委託してしまう場合がほとんどです。その家は、短命な流行(はやり)のモノを販売する大量生産の商品に似ています。 住宅展示場には、夢が広がる立派な家が建っています。 それらに装備している家具や設備は、ほとんどがオプションや別途品であり、見栄えのためにかなりの予算をかけています。 それを見て契約した人は、じっさいに家が建ったとき、そのギャップに気づいてしまいます。 大手の家は、いたれりつくせりにはしていません。 それが営業テクニックの常とう手段であるとも考えられます。 いいプランは小出しに出していきます。 序々に出すことで、コミュニケーションを深め、他社へのアプローチを防御し、しかもお客様の預貯金額や予算額まで探り出せるマニュアルを教育されています。 それが営業のプロですし、標準仕様のままでは、宣伝費のかかる大手では、採算が合わないのが実情のようです。 昨今、住宅展示場も運営が赤字となっているし、大手は大手で競争していて、毎年順位がめまぐるしく変ります。 言いかえれば、それだけすぐ流行遅れになる家とも思えます。 家に住むのは、趣味も主張も違う多種多様なお客様です。 出来合いの家に合わせて生活していたのではストレスもたまるのではないでしょうか? そんなことでは住んでから、あるいは開店してから不満が残ることになるでしょう。 しかも、災害時や緊急時の対応は、地域密着の工務店の方が親切で安心だと良く聞きます。それは、大手には実際に施工する現場職人が一人もいないためだと思われます。 このごろ大手で家を建てたのに、修繕やリフォームは工務店に頼む人が増えてきました。 大手では切札として「20年、50年、100年の長期保証」が宣伝されています。 ところが、これは単なる無料保証ではないのです。 10年、20年の節目、節目で特定の高額なメンテナンスリフォームをしないと期間延長できないシステムなのです。これは、そのうち建主が大手離れするのを恐れたためと、今後更なる新築件数の減少を懸念してリフォームや増改築からさらには、次の世代への建替えの青田買いシステムなのです。 大手になってしまったが故の社会競争に打ち勝つための、やもえぬ手段なのでしょうか。 この混沌とした世の中、とても先が読めません。 大手もつぶれたり合併する企業が出てくるかも知れません。 町場の工務店には、国の補助金が出ているちゃんとした10年保障制度があります。 まだ、大手はそれに加入できません。 潰れたときは、大手の方が、保証はストップしゼロとなるようです。 











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